襤褸との共存
いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
スタッフの大本です。
とうとう明日からマックの月見フルーリーの販売ですね。
もう今年は月見バーガー、月見パイ、月見シェイクは食べたので、残すは明日発売のフルーリーだけです。
うーん楽しみ!
今回は私の個人的に思うヴィンテージの魅力をつらつらと書いていく回となります。
どうか皆様お付き合いくださいませ。
襤褸、ダメージがある服についてどうやってスタイリングに落とし込むか、はたまたダメージがある服を選ぶポイントなども書いていきたいと思います。
まずフレンチヴィンテージで襤褸といえばのモールスキンの写真を上げさせていただきました。
これを見て良いなあと感じる方は私と仲間です。
いつかお酒でも飲みにいきましょう(?)
正直なところこういった襤褸って、その方の感覚的なところや考え方というところが大きいので、一切強要は致しません。
むしろ当店では、上品に着ていただきたい・新品などとミックスしても着ていただけるようにとデッドストックや状態が良いものをメインで置いてあります。
そこでなぜ、ダメージがある服が当店に置いてあるのか、さらになぜそれを着るのかというところです。
まず大きな理由として、私は自分自身が得られなかった時間、体験を手に入れるという考えがあります。
ジーンズを育てたことがある方なら分かると思うのですが、ジーンズを色落ちさせて、良い感じに自然なダメージが出るまで履くのって、想像以上に時間がかかるんですよね。
昔の人みたいに、それを履いて毎日仕事しているとかなら別ですが、普通に出かけるタイミングだけで育てようと思ったら大変すぎます。
しかもフランスって衣服に対してすごく丁寧なので、すごく古いものでもリペアなどがすごく丁寧にされています。
なので、時間をかけて愛情が注げられたものが今こうやって買えるのが素晴らしいなと思います。
ということで、その方に合わせたダメージがあるものの選び方などをお話しします。
慣れている方はご自身のポイントがあると思うので、今回は慣れてない方向けに書いていきたいと思います。
まず、ご自身が周りからどう見られたいのか、自分はどうありたいのかというところになります。
例えば、異性からモテたい・たくさんの人からおしゃれと思われたい・周りがどうであろうとかっこよくいたい...などたくさんあると思います。
最初の方にも書きましたが、襤褸って個人で感じ方が大きく変わるものになります。
なので、周りからこう見られたいって方は、ダメージが激しいもの、特にシミなどの汚れなども避けた方がいいかもしれません。
そういう方には、あえて大きくパッチワークになっているもの、どこか一部分だけダメージが入っているが丁寧にリペアが施されているものを探すと良いのではないかと思います。
あえて大きくパッチワークされているものであれば、現在でもそういうデザインの服があるぐらいなので、取り入れやすいかなと思います。
次に、周りがどうであろうとカッコいいものが着たいけど、まだ襤褸には慣れてないって方は裾などの服の端っこにダメージがあるものが良いかもしれません。
ダメージにもよりますが、ほつれた生地や糸が思いがけずスタイリングのアクセントになってくれることも多いです。
最後に、襤褸の着こなしについてですが、基本はさまざまな方が共通だと思っていただければ大丈夫です。
基本的には、全体の6~8割は綺麗なアイテムにすることをおすすめします。
慣れていないとおしゃれではなく、ただの汚い人になりかねないので...
例えば、ドレスシューズにスラックス、そこに少しダメージがあるワークジャケットなんかを合わせていただくと、雰囲気がでて良いのではないかと思います。
あともう一つのポイントは、面積を減らすことです。
例えばダメージがあるパンツを履くのであれば、グランパシャツのような着丈が長いアイテムを着ていただくと、格段に合わせやすくなります。
合わせ方次第で掛け算のように魅力を引き出せるので、挑戦したことがない方にはぜひ挑戦していただきたいなと思います。
お店に着ていただいた際に、襤褸に挑戦してみたいのですがとお声かけていただければ、全力でその方にあったものを提案させていただきます。
では長くなってしまいましたが、最後までありがとうございました。