gochicのブログ

高円寺でユーロヴィンテージ・ミリタリーを扱っているお店

歴史が詰まっている一着 フランス軍アルパインスモック

いつも当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

 

 

 

スタッフの大本です。

 

 

 

明日以降は少しずつ気温が下がり、20度代の日が増えてくるそうですね。

 

 

 

僕の趣味でもある、釣りにも少しいきやすくなるかな...?

 

 

 

今回ご紹介しますのは

 

 

 

1950~60s Franch military alpine smock

 

 

 

1950~60年代 フランス軍 アルパインスモック

1950~60年代 フランス軍 アルパインスモック

 

 

 

もう知っている方も多いと思いますが、少し解説させていただきます。

 

 

 

こちらは1950~60年代後半、もしくは70年代初めごろまで、フランス軍の山岳部隊で使用されていたスモックになります。

 

 

 

この個体はオリーブカラーですが、もう少しカーキが強いものなど、リバーシブルになっているものなど様々な個体があります。

 

 

 

生地は後ほど詳しく触れていきますが、フランスで使用されていたとはいえ、場所はフランス以外の植民地での戦いでも多く使用されていたと思います。

 

 

 

ではここから詳しく触れていきますね。

 

 

 

まずパッと目に付くのがこのデザイン性です。

 

 

 

斜めにつけられたポケット 高さのあるネック

斜めにつけられたポケット 高さのあるネック

 

 

 

全体を見ると無駄のないシンプルな作りですが、ポケットが上下で角度を変えてつけられている点や、ネック、胴回り、裾の三箇所のドローコードなどが目に入ります。

 

 

 

物が取り出しやすいように、風が入り込まないように、引っかからないようになど、機能的な意味で作られたものが現代では、デザインとして昇華しているのが素晴らしいですよね。

 

 

 

そして先程の写真でも分かりますが、軍物とは思えないほど縫製が丁寧なんです。

 

 

 

フランスの国民性が出ているんですかね...?

 

 

 

話が逸れかけましたが、個人的に特筆すべき点はその生地です。

 

 

 

フランス軍のものによく見られるのは、ツイルと言われるような綾織か、ヘリンボーンといった織り方ですが、アルパインスモックは平織と言われる織り方になってます。

 

 

 

先程、植民地などでも使用されていたと思うといった内容を書いていたのがここにつながります。

 

 

 

当時のフランスの植民地はアルジェリアなどのアフリカに多く、高温多湿でした。

そのため、綾織より通気性などがいい平織を採用していたのではないかと考えられます。

 

 

 

フランスらしいデザイン、縫製に平織というギャップが面白い一着です。

 

 

 

身長172cmが着用するとこんな感じになります。

 

 

 

スタッフ大本が着用 身長172cm

スタッフ大本が着用 身長172cm

 

 

 

ドローコードを絞らなければ、Aラインで絞る場所によってシルエットが変わります。

 

 

 

これからの季節に大変おすすめとなっております。

 

 

 

これからもご来店お持ちしております。

 

 

 

サイズ : 36

肩幅 : 63cm

着丈 : 88cm

身幅 : 70cm

袖丈 : 60cm

 

 

 

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